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バウムクーヘンのかけら

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2012年 12月 08日

金沢 その2

金沢市からちょっと離れた小松市にある那谷寺。
雨に濡れた参道を歩くと桂の落ち葉の甘い香りが所々から漂って来ました。
前日の兼六園もそうですが、庭園を観るなら雨の日がいいですね。

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△那谷寺 本殿(四方舞台造り)

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△三重の塔

こじんまりとしたスケール感の三重の塔。
三手先組物と扇垂木が美しい。

▽鈴木大拙館(再び金沢市) 設計:谷口吉生 竣工:2011

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鈴木大拙は禅の文化を海外に海外に広めた仏教哲学者。
作品としては著書や掛け軸などスペースはごくわずかですが、
鈴木大拙の哲学を表わそうとしているのか、精神に訴えかけてくるような建築。

谷口さん曰く日本文化の根源を解く哲学者にふさわしい空間構成の典型を「床」に求めたとのこと。
実際に様々な設えによっていか様にも変化する「床」を意識した3つの空間を、
明-暗の回廊がつなぐ構成になっています。

明-暗、水平-垂直、広-狭、開-閉、光-闇、直-淀、高-低、、、
谷口さんの建築は歩みを進めていてとても楽しい建築です。

photos:20121201

by kakerabaum | 2012-12-08 21:34 | 建築・その他


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